ミチヤです。
かれこれ6年ほど、バイクで一人旅をしています。
本記事では、2019年のゴールデンウィークで宿泊した福島県の飯坂温泉にあるホテル天竜閣のレビューをしていきます。
飯坂温泉 ホテル天竜閣とは
ホテル天竜閣は福島県の少し北の位置にあるホテルです。
- 宿泊プラン:年末年始をずらしてお得【平日限定】料理長一押し☆郷土懐石
- 宿泊代:14,250円
結論から言いますと、「何度も行きたくなるホテルではない」です。
昭和を引きずったホテル
雰囲気として、少しずつ朽ちていっている雰囲気がわかるでしょうか。
周辺の宿泊施設も同様で、全体的に寂れた場所という印象が強かったです。
全国的にとまでは言いませんが、個人的に衰退が進んでいる温泉街に巡りあうことが多いので、ある意味ではよくある温泉街の雰囲気ですね。
きつい言い方になりますが、○○温泉というブランドに頼って集客している宿は雰囲気で何となくわかります。
独自の魅力や付加価値を提供できない宿は今後より厳しくなっていくでしょう。
何でも新しければ良いというわけではありませんが、どんなビジネスでも常に向上していく必要があります。
部屋
部屋はよくある和室でしたが、天井に穴が開いていました。なんでしょうね。
部屋全体の写真を撮り忘れるくらいにはびっくりしました。
宿泊の予約が入ってしまっていたら、当然修理などはできないと思います。
ただ、このホテルはこんなものだろうと思わせてしまう雰囲気はありました。
食事
プラン名にある料理長一押し☆郷土懐石がこちらです。
ご覧の通り、殺風景です。
盛り付けにおかずカップを使った料理が出てきたのは初めてだったので驚きました。
おかずカップとは、弁当箱におかずを詰める時に使う便利グッズです。
もう少し工夫した盛り付けをした方が良いのではないでしょうか。
これで料理が美味しければそこまで不満も出ませんが、見た目通りの味でした。
また、センス溢れる創作料理がこちらです。
にんじんの花のようですね。
独創的過ぎて、私には魅力がわかりませんでした。
何より酷いのが、食事処です。
拡大して撮影しなかったのですが、写真に写っている舞台の脇にモップが無造作に置かれています。
客を迎え入れる空間としては最低ですね。
風呂
お湯の質が良く、お風呂自体は悪くないと思います。
ただし、やはり清掃不足でしたね。
さすがに撮影はできませんでしたが、露天風呂の周辺は雑草や落ち葉が目につきました。
周囲を囲う柵もぼろぼろで、哀愁が漂っていました。
ある意味では、味わい深いお風呂と言えるでしょう。
その他設備
このラインナップで何となく狙っている客層がわかりますね。古めのホテルにありがちな設備です。
また、廊下は常にたばこ臭かったです。
ホテル天竜閣、最大の魅力とは
上記の通り、ホテル独自の魅力がある宿ではないかな、と感じています。
天竜閣を利用するメリットがあるとすれば、下記の2点でしょう。
- 一人旅の場合
- 翌日、すぐに米沢に向かいたい場合
宿泊は一名からOK
旅館やホテルで一名から利用できる場所は多くありません。
一部屋を一人だけのために用意しなければならないので、利益が少ないからでしょう。
ですが、天竜閣は一名から受け入れてくれるので、その点はありがたかったです。
アクセスの良さ
天竜閣は米沢市まで1時間もあれば行ける場所にあります。
なので、翌日そちらに向かいたい場合などにも重宝するでしょう。
ただ、どちらのメリットも特別な魅力ではなく、宿としては何か光るものがあるわけではない、という印象は否めませんでした。