ミチヤです。
先日、YZF-R6にタンクカバーを装備したので、装着の仕方や装着後の使用感などを共有したいと思います。
購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
タンクカバーとは
タンクカバーとは、文字通りタンクをカバーするパーツのことです。
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今回YZF-R6に装備したのは、才谷屋さんのタンクカバーです。
下記でタンクカバーを装備することで得られる効果や装着方法について確認していきます。
なぜタンクカバーをつけようと思ったのか
YZF-R6のタンクの形状は流線形がとても美しいデザインになっています。
バイク全体もそういうコンセプトでデザインされており、そこに惚れ込んだのも購入理由のひとつです。
ですが、そのデザインが走行の際にやや気になるポイントを生むことになりました。
それがニーグリップのしにくさです。
これはタンクパッドを取り付けた時にもお話しましたが、YZF-R6のタンクをそのままにしておくとニーグリップがしにくいです。先日、CBR600RRの試乗をしたら、それがはっきりとわかりました。
YZF-R6を購入する前にも色々と試乗しましたが、今回はYZF-R6に乗りなれてからの試乗だったので、色々と発見がありましたね。
今回タンクカバーを取り付けてみようと思ったのも、CBR600RRに試乗したのがきっかけです。
CBR600RRのタンクはホールドしやすく、ブレーキング時に太ももがタンクにピタッとハマってくれるような感覚があったので、YZF-R6もタンクの形状を変えたらもっと乗り心地がよくなるのでは、と考えました。
タンクカバーの装着
タンクカバーにはあらかじめ両面テープがついているので、それを利用して固定します。
ただし、取り付け前に両面テープを全て剥がしてはいけません。以下の写真のように、一部を剥がしてタンクに置いてから両面テープをはがせるようにします。
ただ剥がしておくだけだとぺらぺらして安定しないので、セロハンテープなどで固定してから設置すると楽です。
あとはしっかりとはまる場所で抑え、両面テープをはがします。
物はしっかりしているので強めに抑えて大丈夫です。
ただ、あまり強く押さえつけると両面テープをはがせなくなるので、固定位置がずれない程度の力加減でOKです。
黒ゲル、白ゲル、カーボンの3択だったのでカーボンにしましたが、価格がだいぶ上がります。
白ゲルを買って塗装屋さんで好みの色に塗装してもらっても良いと思います。
タンクカバーの有無で高さがだいぶ変わりました。
タンクカバーの効果
タンクカバーに期待した効果をまとめると、以下の3点です。
- 直線やブレーキング時にニーグリップがしやすくなる
- コーナリング時に太ももをタンクに引っ掛けやすくなる
- タンクの擦り傷が気にせずに済む
では、実際に装備してみてどうだったかというと、一番効果を実感できたのは2のコーナリング時の太もものホールド感の向上です。
バイクが傾いていない時のホールド感はほとんど変わりませんでした。
タンクの真横でホールドできるという方には恩恵があると思いますが、そんなに足の長い方は日本人には稀でしょう。装着してから気が付きました…
これは想像ですが、ステップ位置を高くして太ももがもっと上の方でタンクを挟めるようにした方がホールド感は高まるのかもしれません。エルゴノミクスの奥は深いですね。
タンクの擦り傷を気にしなくてよくなったのは良いのですが、その代わりに元のタンクの色と形を楽しめなくなったので、良し悪しですね。
タンクカバーは買うべきか
正直、あまりコスパはよくないかなと思います。特にツーリングメインの方は買わなくてOKです。
タンクカバーをおすすめできる方は以下のポイントが気になっている方です。
- 服などがタンクに擦れて傷がつくのが気になる
- コーナリング時にもっと太ももがタンクにひっかかって欲しいと感じている
基本的にサーキット走行をする方におすすめするパーツという解釈で良いです。
一番効果を実感できるのはコーナリングの時なので、ガンガンバイクを寝かせる=サーキット走行メインの方だけ購入を検討すれば良いでしょう。
ツーリング時はタンクに角ができた分、ややウェアの腹部に干渉するのが気になりますね。ぽっこりお腹の人は完全にアウトで、多分走行に支障が出ます。
どうしてもタンクの擦り傷が気になる方はタンク全面を覆う物ではなく、下記のような腹部付近の一部を覆うようなタイプで十分だと思います。
こちらの方が安価ですし、取り付けもしやすいので選択肢として悪くないです。
ニーグリップのしやすさを求めている方はタンクカバーではなくタンクパッドをつけてから購入を検討してもいいと思います。