ヤマハのアドベンチャーバイク、Tenere700(テネレ700)の3つの魅力をご紹介

バイク

昨年イタリアミラノので開催された国際モーターサイクルショーEICMAにて、ヤマハからtenere700というバイクが発表されました。

元々はコンセプトモデルでしたが、プロトタイプが発表されたことやスパイショットが撮られたことで、色々な噂が飛び交っています。

私はこのtenere700というバイクにとても魅力を感じています。

以下で、皆さんにtenere700にはどんな魅力があるのか紹介したいと思います。

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Tenere700の3つの魅力

魅力① 軽さ

バイクの重量というのは、扱いやすさに直結します。

車体が重ければその分エンジンパワーが必要になり、エンジンを大きくするということは更に重量が増すということです。

そうなると、単純に人の力で動かすのが大変になってきます。

バイクを車庫から出すのが面倒だからなかなか走り出せない、というのはちらほら聞く話です。

せっかく買ったバイクなのに、乗り出すのが面倒というのは悲しいですね。

一般的な利用で車体が重い方が得する場面としては、高速道路などある程度速度を出す時と、強風が吹いている時ですね。

ですので、高速道路を主に活用してツーリングを楽しむ方は大型で重いバイクを選ぶといいと言えます。

基本的に大型バイクは重いので、そんな風に考えて車種を選ぶ必要はありませんけどね。

特に、tenere700のライバルとなるであろう他社のアドベンチャーバイクは車体が重いです。

高速走行は本当に安定していますが、旅先でうろちょろすることを考えると少しネガだと思っています。

ですが、tenere700の公式サイトによれば、tenere700は他社のバイクよりも軽量でスリムな車体にするとのこと。

以下、公式サイトより引用。

In contrast to many models available today from other brands, the Ténéré 700 World Raid’s low weight and slim chassis give excellent off road performance for more extreme riding in a wide variety of terrain – and its compact 689cc CP2 engine delivers a wide band of tractable and easy to use power that make it ideal for on and off road adventure riding.

簡単に訳すと、他のバイクより軽くてスリムだからオフで扱いやすいし、エンジンも扱いやすいから理想的なオフロード走行ができるよ、という感じです。

アドベンチャーバイクは欲しかったけど、ちょっと大きくて乗れないかなと思っていた方にはうってつけのバイクというわけですね。

tenere700公式PVはこちら。

実際の走行動画を見ても、軽快な動きをしているのがよくわかります。

どこへても行けてしまいそうですね。

軽ければ林道へ入って何かあった時にも対応しやすいですし、ツーリング先で小回りもしやすいです。

軽さというのはツーリングバイクには欠かせない要素ですから、それを重視するtenere700にはとても魅力を感じますね。

魅力② 二気筒689ccというエンジン

いわゆるミドルクラスと言われる排気量。

リッタークラスと比べると中途半端と言われる一方、日本での走行はこのくらいがちょうどいい、という意見もありますが、私は後者の意見を持っています。

リッタークラスになると、パワーが有り余っています。

その有り余ったパワーが余裕ある走行に繋がるという意見もあり、それでそれで一理あると思っていますが、実際に何台か運転してみると、余裕を感じるよりもエンジンパワーを余らせすぎて物足りなく感じることの方が多かったです。

そして排気量が大きいということは、車体重量の増加に繋がります。

せっかくパワーがあるのにそれを余らせている状態なので、バイクの重さが目立ってきます。

これは取り回しだけでなくコーナリングなどでもそうで、遠出して少し疲れてくると野暮ったいなぁと感じることがありました。

ですので、最初から使うことのないパワーを持っていても意味ないのでは、という考えを私は持っています。

実際のところ、ミドルクラスのパワーだって全部使い切れるわけではないですが、250ccクラスだって常にアクセル全開にしているわけではありません。

ツーリングに適したバランスを持った排気量はどのくらいなのか、という話ですね。

一般的なツーリングスタイルだと、ミドルクラスを選べば間違いないでしょう。

魅力③ シート高

これもライバル車との比較になりますが、おそらく他のアドベンチャーバイクよりもシート高は低くなりそうです。

ただこれはローシートをオプションで用意する、という意味にもとれるので何とも言えません。

以下、公式サイトより引用。

The Ténéré 700 World Raid features the same rugged-looking rally bike silhouette as the T7, with a number of fine tunings, such as a lower seat height, that make the future production model accessible to a wide range of adventure riders.

シート高を低くするとか色々なライダーが色々なチューニングをできるようにするよ、という言い方っぽいので実際の高さは何とも言えませんが、シート高について何らかの考えがあるというのは間違いなさそうです。

シート高も、ツーリング中には咄嗟に足をつかなくてはいけない場面に出くわしたりするので、とても重要になってくる要素です。

あとはやはり疲れてきた時などは、べたつきじゃないと嫌になってきたりしますね。

そんな時は腰をずらしたり一工夫すればいいのですが、元から低い方が安心なのは間違いありませんね。

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まとめ

ということで、上記三点から見ると既存のバイクと比較した場合、よりツーリングに適したモデルになると予想できます。

ビッグオフ、アドベンチャーにおけるセローのような存在になっていくことを期待しています。

デザインも特徴的ですし、市販化が待ち遠しいです。

去年R6を買ったばかりなのでとても悩ましいですが、市販されたら大型バイクでおすすめのバイクになるでしょう。

こうして面白そうな新型が出るのはバイク業界にとって喜ばしいことです。

多様なニーズに対応できれば、業界全体も盛り上がってくれるでしょう。

もっともっと、バイクが身近な世の中になってくれたら嬉しいですね。